こげクロへようこそU。・ェ・。Uノ彡
ずっと子供の頃から飼いたくても飼えなかった犬。
多分甘やかしてしまうからやめておこうと父に言われ、落ち込んでいるとセキセイのヒナを買ってきてくれた。
家族に歓迎されないなら、諦めるしかなかった。
犬は結婚してから飼おう‥。
お目当ては今のような人気が出る前から心に決めていた、ミニチュアダックス。
念願の犬を初めて我が家に迎えたのが2000年。
ダックスは初めてだが犬は飼ったことがある旦那と、ワッフルと名づけた愛犬との生活が始まった。
ワッフルとはいろんな所へ旅行へ行った。
関西を拠点に、南は九州、北は北海道。
ペットと泊まれる宿や観光地を調べて、マイカーで回って。
食事などの間キャリーケースに入れられ室内へ置いていかれたので、腹いせにトイレシーツを破ったこともあったけど(北海道旅行、参照)ホテルの中や観光地で怒られることは何もしなかった。
基本おとなしく、犬にも人にも吠えたりしない。
親バカなのかもしれないけど、ワッフルはおりこうさんだったと思う。
そして家では、飼い主が部屋を移動するたび付いて来て、足元に居るか体の一部をくっつけて寝たり。
そういうところもたまらなく可愛かった。
仕事の都合で仙台へ引っ越した時は落ち着くまで実家で預かってもらったけど、そこでも可愛がってもらって。
迎えに行ってようやくまた一緒に暮らせるようになったのに、一年も一緒に居られなかった。
その頃、鼻水で鼻が詰まったり、外耳炎で動物病院にお世話になっていた。
耳は綺麗に戻ったけど、鼻に関しては検査をしないと原因は分からないといわれた。
検査をするとなると麻酔をしないといけなくて、様子を見ながら今後どうするか相談していたところだった。
あと二週間で13歳だね。
けど、突然ワッフルは虹の橋を渡ってしまった。
気づくとワッフルのことを考え、泣いた。
夢ででも、ワッフルに会いたい。
ある夜、一緒に過ごした部屋のリビングを歩くワッフルに出会った。
すり抜けて欲しくなくてそっと腕で全身を覆った。
リビングの上で、腕の中で、ワッフルはじっとしていた。
また別の日、ワッフルが以前済んでいたハイツのリビングを歩いてた。
こっちに向かってくる。
しゃがんで今度は体に触れて確認してみる。
‥。
温かかった。実際に体温を感じた。
ちゃんと生きている!って、そう思った。
そしてワッフルが夢に出てきた三度目。
ワッフルーと呼ぶと、喜んで走ってきて腕に飛び込んできた。
そのとき甘桜が口にした言葉は。
「やっとぎゅーっ」と、出来たね!
今までの夢では腕で囲ったり触れたりはしたけど、ぎゅっと抱きしめることは出来なかった。
ワッフルはそれから夢に出てこないけど。
一緒に過ごした時間と沢山の思い出をありがとう。
次回は仙台へ引っ越す前にワッフルと行った、最後の関西旅行を綴りたいと思います。
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